ベッカーズ 信州ジビエ THE★鹿肉バーガー

ベッカーズ 信州ジビエ THE★鹿肉バーガー
10月1日発売。税込み720円、663kcal。
じっくり火を通した甘い輪切り玉葱の上に、大きな粗挽きパティ、そして二切れのあわび茸。
といったワイルドな外観の割に、食べてみると本当に上品と言うか淡白と言うか。
悪い言い方をすれば見掛け倒しなんだけど、美味しいのは間違いない。
飼育された畜肉ではなく野生動物なのに、獣臭が全くしない。
そういう点では、かつてはお貴族様が好んで食べたというのも納得できる。
あわび茸(エリンギの変種)は大振りなだけに噛み切る食感は大いに楽しめるが、味はやはり淡白。
ソースも掛かってるけど、あくまで肉の旨味を引き出すための脇役に徹してるのは、監修シェフ・藤木徳彦氏のセンスなんだろうか。
実はこのメニューは去年も食べており、どんなものかは承知していた。
それでも今年も食べに行ったのは、このメニューに季節感というか年に一度のイベント感があるため。
増えすぎた鹿を長野で年間3万頭捕獲するうち、食肉として利用されているのは推定4〜5%に留まるそう。
特徴の無さは売りにくさでもあるんだろうけど、癖がないということは利用可能範囲が広い筈なので、秋の味覚としてもっと広く定着して欲しい。