らあめん花月嵐 台湾まぜそば

らあめん花月嵐 台湾まぜそば
4月28日発売開始予定の商品を先行販売店で食べてきた。
例月よりタイミングが早いのはゴールデンウィークに合わせてのことだろう。
公式サイトに掲載されたサンプル写真は麺屋こころを思い出させる整った盛り付けで、専門店へのリスペクトが感じられ期待していた。
そしてこの写真が実際の盛り付けなのだが(写真左側)、‥‥いや、こんなもんだろう。
台湾まぜそばを毎日何十食と作り続ける専門店の調理人と同等の技術を期待する方がおかしかった。
食べてみる。味は悪くない。
無論麺屋こころの完成度には及ばないけれど、台湾まぜそばという形式自体が自分にとても合ってるので、よほどのヘマをしない限り自分は美味しいと言いそうだ。
あえて言うと魚粉が強めな気がするが、それも個性の範疇、ちゃんと美味い。
ある程度減らしたところで酢とラー油を何周か掛ける。辛味と酸味が加わってさらに楽しめる。
麺を食べ終えたら追い飯タイムだが、折角のらあめん花月嵐なのだから、ライスではなくあえてニンニク豚めしを注文。
丼に残った台湾ミンチに混ぜ込んでみる。うん、これも悪くない(写真右側)。
ただ単に味が濃くなるのではなく、慣れ親しんだニンニク豚めしと今回の台湾ミンチの異なった風味が多重奏的に楽しめる。
ハッ! 多重奏と言えば。
前回の嵐げんこつらあめんゴーストのコラボだったはずの新垣隆氏のテーマ曲が4月8日になっても発表されず、それどころか花月のホームページからは最初から無かったことのように抹消されていた。
実店舗のパンフレットも普段のパンフレットの半分程度の面積の小さなものに差し替えられ、やはり新垣氏の痕跡は皆無だった。
ネットで見かけた噂では、新垣氏が手掛けた殺虫剤「コンバット」のCM曲が4月頭にネットで話題になり、飲食のイメージにそぐわないと判断されたんじゃないかという話。
もちろん根拠の無い憶測だけど、それ以外にとりたてて新垣氏について盛り上がった話題が見当たらないので、実際そういうことなんだろうか。
顧客を期待させておいて、突然取り消してだんまりを通す花月の態度は、正直大人気ないと思う。
ただ、説明して炎上の燃料を与えるくらいなら黙っておいた方がいいという判断も分からないでもない。
あとはただただ、「ファンキーでロックな曲を作りたい」と語っていた新垣氏のこの作品を、いつかどこかで聞けることを願うだけだ。