かつや 海鮮タレカツ丼


昨日開始の海鮮タレカツ丼(定食もあり)。
写真を見る限りパサパサ系に見えるため、卵とじでしっとり系を好む自分には合わないような気がしてた。
ところが実際に食べてみると、タレをくぐらせているだけあって、ある程度堅さを残したしっとり系のフライで食べやすかった。
「特製甘辛しょうゆダレ」は具にほとんど色を付けないため、見た目には存在感が無いが、口に入れてみるとかなりしっかりした味付けのタレだ。
とくに普段自分があんまりおいしいと思ってないイカフライが、このタレをくぐらせただけでちょっと感心する美味さに変わっている。
逆に海老フライの方はタレの主張の強さのために、海老本来の風味が若干後退している印象もある。
キャベツは正直いらない気がする。底上げしてボリューム感を増すためだけに載せてるのだろう。
ともかくおかずとしては、ご飯をちゃんと完食できる程度には充分な味付けだった。


すると残るはネーミングの奇妙さである。
海老フライとイカフライを載せたものに、カツ丼を名乗る資格はあるのだろうか。
しかし広告画像の右側に書いてある通り、これは海鮮・タレカツ・丼と区切るのが店側の意図らしい。
タレカツとは新潟発祥の、トンカツを甘辛醤油ダレにくぐらせた料理で、海鮮フライではなくトンカツを用いていること以外はまさに今回の海鮮タレカツ丼と同じものだ。
というより新潟タレカツを海鮮フライにアレンジしたのがこのメニューなのだろう。
何食わぬ顔でオリジナル料理の振りをするより、名前でリスペクト元を明かしてるだけ良心的‥‥なのかも知れない。