松屋 ビビン丼 & 納豆 & 豚と茄子の辛味噌炒め定食




9月25日から豚と茄子の辛味噌炒め定食が始まり、それに押し出される形でガリチキ定食がメニューから消えた。
他の地域は2ヶ月間あったから良いだろうが、関東では1ヶ月しか販売されず、自分は1回しか食べられなかったことが悔やまれる。
何となく、関東は販売が遅れたぶん延長販売してくれるんじゃないかと都合の良い期待をしていたが、そんな措置は行なわれなかった。
それはそうと、豚と茄子の辛味噌炒め定食は秋の定番ということで以前も食べており、美味いことは分かっているが新味はないので、積極的に食べに行きたいという気持ちにはなれず。
松屋は他に何があったかな‥‥と考えるうち、ふとビビン丼のことを思い出した。
あれはビビンバを意識した商品で、丼もので唯一スプーンが付くことからも分かるように、混ぜて食べるものという前提がある。
もちろん実際に混ぜるかどうかは食べる人次第だし、自分もまたこういうものを混ぜるのは行儀が悪いという意識があり混ぜずに食べていた。
そもそもビビン丼自体、滅多に注文せず、前回食べたのは2012年の12月だった。
しかし最近気付いたのだが、ビビン丼には半熟卵が乗っている。
これを混ぜ込んで、ご飯も含めた全体にうっすら卵風味を広げるのは確かに美味そうじゃないか?
よし、それをやりに行こう。
ただしそのままじゃ面白くないので、納豆も混ぜてやる。
ビビンバに納豆など韓国人が聞いたら噴飯物かも知れない。
しかし韓国人の中にも五千万人に一人くらいは、「ビビンバに納豆混ぜたことあるけどおいしかったよ」という人がいるんじゃないか。
いたらどうだという話でもないけど。


松屋に到着、ビビン丼と納豆(ネギ付き)を券売機で購入。
さらにカウンターで豚と茄子の辛味噌炒め定食の単品(おかずのみ)を注文。400円。
ビビン丼と納豆をそれぞれ個別に混ぜたあと、ビビン丼に納豆を投入しさらに混ぜる。
食べてみる。
うん、結構おいしい。
松屋の納豆は容器が小さく見えるが、カロリーや蛋白質を確認すると普通のパック売り納豆一つ分くらいある。
でも納豆自体そんなに味の強い食品ではないので、大した影響は無いんじゃないかと思っていた。
ところが実際にやってみたところ、納豆の風味が予想を遥かに越えて主張してくる。
これはビビン丼プラス納豆ではない。納豆ご飯そのものだ。具沢山な納豆ご飯だ。
納豆がこんなに強いとは知らなかった。
もちろん肉の旨みもあるが、全体的な風味を支配するのは納豆。
食べていると、納豆、納豆、納豆、たまにキムチ、納豆、納豆‥‥という感じ。
具沢山な納豆ご飯を丼一杯たっぷり食べ続けられるという幸福が、いま地上の人々にもたらされたのだ。


忘れていたが、豚と茄子の辛味噌炒めの単品も美味かった。
先に平らげたあと、皿に残った辛味噌ソースをビビン丼に加えてみたが、若干塩気が強くなったこと以外に大して違いは無かった。
やっぱり納豆強すぎ。