いきなり!ステーキ リブロースステーキ 300g

いきなり!ステーキ リブロースステーキ 300g
三軒茶屋の楽釜製麺所へ行く道すがら、ステーキ屋の横を通り過ぎている認識はあった。
高価なステーキなど自分には無縁なものだと思っていて、覗いて見る気も無かった。
しかしこれが「いきなり!ステーキ」という立食形式の割安なステーキチェーンだと最近知る。
そういうことならと一度訪問。
入店するとバーカウンターのように高いテーブルが並んでおり、以前は立食形式だったのかも知れない。
現在はテーブルの前に高いストゥールが並ぶ座食形式。
立食だと胃が広がって食べやすいのかなと期待していたので、少しだけ残念。
店の奥で説明を受け、見ている前で肉塊から300gの牛肉が切り分けられていく。
しばらくして調理されたものが出てくると、生肉の状態からボリュームが少なくとも3割は減ったように見える。
随分とまた縮んだもの。
座席には調味料が並んでいるが説明がなくよく分からないので、出てきたままの塩胡椒で食べる。
牛肉ってこんなもんだよな、という月並みな感想しか出てこない。
筋張った食べにくい肉というわけではないが、かつて食べた事のない旨みが!みたいな感じでもなく。
過去の記憶に照らしても普通の肉としか言いようが無い。
これが税抜き2121円。さらにガーリックライス200円と、グラスワイン(赤)2杯で1000円。
合計3321円、税込みで3587円。
食事内容自体に不満はないけど、自分の経済感覚では一回の食事にこの費用は耐え切れない。
二度と行かないかも知れない類の店だった。
分量的には大したことはなく、帰路で溝の口駅改札内の「梅もと」で天玉うどんを食べた。440円。
そのままぐっすり眠り、深夜0時過ぎに目覚めた。
すっきり爽快になった頭で思うに、昨日の自分にはこの暴食散財が必要だったのだと諒解した。
熊本地震の影響もあって土日に22時まで勤務、それで仕事明けのはずが同僚が休んで月曜日にも呼び出し。
朝から飲まず食わず休憩無し、座席から一度も腰を上げることなく働き17時頃ようやく解放。
平気な顔で働いているつもりだったが、実際にはストレスをぶつけたくて、「いきなり!ステーキ」が丁度良い対象だったのだろう。