バーミヤン BM級グルメフェス 博多屋台名物とんこつ焼ラーメン 台湾屋台風からあげのセット

先に書いておくと今回は酷評なので、そういうのを読みたくない方はパスでお願いします。
バーミヤン BM級グルメフェス 博多屋台名物とんこつ焼ラーメン 台湾屋台風からあげのセット
バーミヤン 溝の口店 とんこつ焼ラーメン 焼き固まった麺
4月12日開始。自分的にはこういうご当地料理の再現メニューに関しては、バーミヤンへの信頼度はさほど高くない。バーミヤンが取り扱うメニューは原則的に知名度が高いものばかりで、すでに地域外へ進出しており関東では専門店で食べられるものが多い。そうなると大概バーミヤンより専門店の方が安くて美味しい。ついでに言うと再現度自体が低く、台湾まぜそばはとくにひどいものだった。
そんなわけであまり期待せずスルー気味のフェアだったが、改めてメニューを見ていると今回新規で加わったダージーパイが気になった。台湾の大きくてスパイシーな唐揚げ。こういうのは好きだし、最悪でも不味いということは無さそう。生姜ダレで味変えできるというのも自分好み。もう一つ今回加わったとんこつ焼きラーメンの方は、最寄りの駅前で営業してるやっじゃがなの焼きラーメンより美味しいとは考えにくく食指があまり動かなかった。しかしバーミヤンのシェフの話だと実地で食べ歩いた際に豚骨スープだけ使ってる店と、豚骨スープと焼きそばソースの両方を使った店があって、今回は後者のやり方にしたということ。そういうことならやっじゃがなの焼きラーメンとは別物だろう。さらにこちらも味変え用の豆板醤マヨネーズが付くそうで、どんなものか試してみたくなり溝の口店へ訪問。博多屋台名物とんこつ焼ラーメンの台湾屋台風からあげのセット(ご飯無し)を注文、税込み1024円。


台湾屋台風からあげ(フェア専用セット) 税込み269円 404kcal
到着した瞬間、注文を間違えたことに気付いた。大きさはKFCのフライドチキン1本分くらいしかない。それ以上に痛恨なのが味変え用の生姜ダレが付いてこないこと。確かにこれは「台湾屋台風からあげ」であって、「台湾屋台風ダージーパイ」とは書かれてない。騙す気満々だと思うが騙される方も不注意だと後悔。ダージーパイの方は880kcalあるので、この倍くらいあるんだろう。
小さいので先に食べてしまう。味は普通で、辛マークが付いてる割に大して辛くない。ただアジア的な嗅ぎ慣れないスパイスが用いられているのは面白い。かりかりの衣の食感も好き。


博多屋台名物とんこつ焼ラーメン 税込み755円 1137kcal
見た目は普通だが食べてみると味がほとんどしない。なので底に溜まってるはずのスープに付けて食べてみようと麺を持ち上げてみたのが画像2枚目。自分が知ってる豚骨焼きラーメンは少量のスープが皿の底に溜まってるんだけど、このメニューはスープが全く見当たらない。さらに底面が焼き固められていてほぐしようがない。これでは後で味変え用の豆板醤マヨネーズを付けても混ぜられない。
色々つまんでみると端の方にソースの味付けが集中してる場所があり、そこは普通のソース焼きそばとして食べられた。味変え用の豆板醤マヨネーズも使ってみたが、対象の麺がまだ大量に残っているためか、こちらも大して味はしない。やはり半分程度、味のしない麺が残ってしまう。席を立とうか迷ったが、不味いという理由で残すのは余程のことでない限りマナーとして許されない気がする。意を決して卓上の食用酢とラー油を掛けてある程度混ぜ込んだあと大量の胡椒を掛け、謎の辛すっぱペッパー麺として仕上げて腹の中に掻きこむ。なんとか食べ終えた。
麺が焼き固められてるのは調理者個人の技術力のせいだとしても、この味気なさは料理自体の欠陥だろう。バーミヤンの麺料理が大体いまいちなのは開発を17年間担当しているという福島宣嘉シェフの責任だと思う。