かつや デミチキンカツ丼

期間限定で本日発売、税込み759円。定食もあり。発売前日の突然の告知だった。
かつや デミチキンカツ丼
定食は110円高くて豚汁(小)が付くだけなので丼にする。全力飯(ご飯用トッピング)が無くなったことで、定食を選ぶ理由はほとんどなくなった。
宣伝に「チーズのコクがたまらない」と書いてあるが、こんな散らした程度の粉チーズでは香りが付くだけなので普通のチーズを載せて欲しいと思う。かつやは実際一時期チーズを扱っていたので復活させてほしい。写真をよく見るとソースに薄切り肉が入ってる。説明によると豚肉だそうで、つまりこれはドミグラスというよりハッシュトビーフならぬハッシュトポークで、それをご飯に載せたらこれはもうハヤシライス。そしてチキンカツが載ることでカツカレーならぬカツハヤシになるので、そういう名前で売る方が訴求力が上がるのでは。
しかし実物を見るとそれは難しいことが分かった。ドミグラスの量は元々大したことがない上にチキンカツに持って行かれて、ご飯全体の半分程度にしかドミグラスが掛かってない。これは到底ハヤシライスとは呼べない。
食べてみると、まず豚肉はとくに違和感ない。ご飯との相性も勿論問題なく、ドミグラスが掛かっているところは美味しいハヤシライスになっている。
しかしカツとの相性はいまいち。これは昔からかつやのドミグラスに共通する未解決の問題で、相手がチキンカツだろうとメンチカツだろうとカツと合わせた途端にドミグラスの存在感が消える(個人の感想です)。ドミグラスがあるんだか無いんだか分からないようになる。不味くはないので普通に食べられるし、今回のメニューはチキンカツが重なり合うほどたくさん入ってるので量的な満足感はある。
このメニューをカツハヤシライスに発展させる未来はあり得るだろうか。例えば100円値上げしてソースを増やすだけでもそれらしくなるし、ご飯との相性にも不安はない。あとはやはりカツとの相性を向上させられるかどうか。ひとつ思うのはトマトの風味を強く効かせたソースならカツ、とりわけチキンカツとの相性は劇的な向上が期待できる。ただそれはもうドミグラスではないかも知れない。