からやま 応援BOX

期間限定で11月11日発売、税込み2138円。
からやま 応援BOX 容器
からやま 応援BOX 盛り付け
同日よりかつやとからやまでテイクアウト専用のメニューが発売された。いずれも年末需要狙いと思われる、揚げ物だけが大量に入ったセットになる。
かつやの「串カツ盛り合わせ」は串カツとアメリカンドッグのセットで価格も1058円と手頃だが、こちらは「かつ弁」店舗のみの取り扱い。一応まあまあ近いところにあるかつ弁店舗がUberEatsに出てきたが、メニューの中にこの商品はなし。ちなみにかつ弁対応ではない一般店舗でも「ご飯が別容器の弁当に限り梅干し1個サービス」を行なう。うーん‥‥まあ正月感はあるかなあ。
それで今度はからやまの方を確認したらこちらはUberEatsに出てくる近隣店舗のメニューにあったので、UberEatsで注文することにした。同じアークランドサービス傘下でもからやまはUberEatsへの対応に積極的、かつやはそうでもないんだろうか。ただからやまでテイクアウトを注文すると待ち時間がえらく長くてだるい、かつやはそこまで時間かからないのに。なのでからやまのテイクアウトは配達サービスを利用して待機を回避するのが精神衛生上も良い。
サービス料と合わせて2629円の支払い、Eatsパス利用なので配達料は無し、なので店頭価格と比較して約2割増しなのは許容範囲。
配達されたのはバケツみたいな形のでかい紙コップ。高さ18cm、開口部直径18cm。値段が高いだけのことはあるがKFCのバーレルはさらにこの倍額くらいするので、からやまの価格設定はバーレルと一般的な個食セットの中間くらいを意図的に狙ってるのかも知れない。
明らかに一人分の量ではないため全部食べられるかは賭け。内容はカリッともも4個、ジューシーもも丸4個、手羽先4個、やげんなんこつ、皮つきポテトで、そこに極ダレとカレー塩が付く。ストロング系500ml缶を用意して飲食開始。
料理は混ざってるわけではなく上から唐揚げ類、ポテトと軟骨、一番下に手羽先の順番に重なっている。バケツのまま食べると同じものだけを食べていく形になり飽きそうなので、後の再加熱を見越してポリプロピレン製の耐熱皿に移動。上から順番に載せ換えた関係でバケツとは上下の順番が逆になった。
まず一番上の手羽先から食べていく。解体に手間が掛かる上に可食部が少ないからあまり好きじゃないんだよな、嫌いとまでは言わないけど手羽先だけを個別に注文する気はない。他人の目が無いのをいいことに遠慮なく手と口を駆使してばらしていく。揚げ立てなのでそれなりに美味しく、心身ともに消耗しながら完食、骨はバケツ行き。これを最初に片付けたのは正解だな、気力と食欲が低下した終盤に手羽先が出てきたら投げ出してたかも。
極ダレとカレー塩を掛ける前に、ポテトと軟骨の混合物を下に敷き、カリッとももとジューシーもも丸をその上に再配置。こぼれた調味料がそのままポテトに掛かるようにするための工夫。コンビニ弁当でおかずの下にパスタを敷くのは油を受け止めるためという説明があるけど、それだけじゃなくて残ったソース類をパスタで食べるためというのも重要な役割だと思う。
店舗で提供される形を踏襲して極ダレをカリッとももに、残りのカレー塩をジューシーもも丸に掛けることを当初は考えていたが、土壇場になって極ダレをカリッともも・ジューシーもも丸の両方に掛け、その上からカレー塩を掛ける方式に変更した。こうすることでカレー塩が極ダレに定着する。唐揚げに直接カレー塩を振るとすべり落ちてしまうのをこれで防げる。
カレー味の極ダレはなかなか面白い。この組み合わせはたぶんこの機会にしか試せないのでやってみて良かった。カリッともも・ジューシーもも丸ともに中身はジューシーなのでとても食べやすく美味しい。
カリッとももが残り2個、ジューシーもも丸が残り3個になったところでさすがにぬるさが気になってきたので、皿ごと電子レンジに突っ込んで1分加熱。このタイミングで500ml缶を飲み干して2本目を用意。ポテト用にデルモンテトマトケチャップパイナップルビネガー入りも用意。
ここまでは肉を食べたらその下のポテト・軟骨も食べるルールで来たがだいぶきつくなってきたので、ここからは肉を優先して食べる方針へ変更。そして再加熱した肉は無事食べ終えることができた。
残るポテトと軟骨の混合物にケチャップを掛けてトライ。皿と口の間を箸が五回ほど往復したところでギブアップ。無理ですわこれ。まだ居酒屋に出てくる山盛りポテトくらいの量が残ってる。飲み会の終盤に山盛りポテトが出てきても誰も手を付けない、今がまさにその状況。無理して食べてもろくでもない結果になる自信がある。
所詮こいつらは刺身のツマと同じ残される運命の食材よと見切りを付けて容器のバケツに投棄、調味料の容器や箸も投入して蓋をする。容器がバケツ形態なことにはちゃんと意味があった。見たくないものは全部バケツに突っ込み蓋をして問題は存在しなかったことにする合理的なアメリカ的解決(アメリカへの深刻な風評被害)。
食べ終えた感想としては、単身者としては料理が混ざっていればバケツの上から無心で食べていけばよく、食器を用意する必要もないのでその方が良かった。しかし実際の運用ではこうして皿などに盛り付けたものを複数人でつつくパターンが多いだろうし、それなら今回のように料理ごとにまとまった形で収納してあると盛り付けもやりやすい。現行の方式の方が一般的なニーズには沿ってるのだろう。