溝の口野郎 からあげ辛野菜ラーメン 味噌 2辛 並

税込み1000円。
溝の口野郎 からあげ辛野菜ラーメン
溝の口野郎 券売機 メニュー
たまいグループがコロナ対策で1/12~2/7まで休業とのアナウンス。営業再開時には商品が変わってたり、最悪このまま閉店もありえるので食べ納めに訪問。
12月とはメニューが色々変わっていた。「昔ながらの中華そば(正油)」(750円)と、それにからあげ追加・からあげ+野菜追加のパターンが加わってる。
元からあったメニューはラベルが整理されているが注文できるものは変わらないし値段もほぼ一緒。微妙な違いとして、以前は50円追加で辛くなったのが今は追加料金なしで辛くできる。
あと紙で隠してあるが、玉子が金運煮玉子とやらに変わっていたらしい。たまいグループの「金運つくね」にあやかったのだろうが、商品自体が変わったのかは分からない。たまいグループには元々「金運煮玉子」という商品は存在しないので、以前からある煮玉子の名前だけ変えたのかも知れない。


あと「溝の口のソウフルード」というキャッチコピーはこっちが恥ずかしくなるのでやめてほしい。ソウフルードにはその土地で長く親しまれてきた歴史が必要なので、去年11月に始めたばかりのこのメニューが溝の口のソウフルードであるはずがない。ソウフルードになることを目指すというならまだ分かる。豚骨ラーメンを2016年に止め、煮干ラーメンを始めたかと思えばそれも2020年に止めてニュータンタンメンインスパイアを始めたという腰の落ち着かないこの店がそれを言うのは冗談のように聞こえるが、そういう意気込みでいること自体は構わない。
しかしまさにこのニュータンタンメンの後追いだという事実がもう一つの問題を引き起こす。料理のレシピに著作権はないのでインスパイアをやることは法令違反ではないが、ニュータンタンメンは1967年に考案されたメニューで元祖ニュータンタンメン本舗川崎市のソウフルードだと明言している。それを縁もゆかりもない他企業が川崎市高津区溝の口のソウフルードだと適用地域を大幅に狭めて再定義しているわけで、これは勝手にやっていいことではない。唐揚げやもやしを載せただけで別の料理になるわけがない。金運つくねを他企業がちょっとアレンジした上で元祖なんたらみたいな名前で売り出してもたまいグループは平気なのかという話。たまいグループがやってるのはそういうこと。
最大限好意的に解釈するならニュータンタンメンは川崎市のソウフルードだという共通認識の上で、その中でも溝の口では唐揚げを載せるのがローカルスタイルなのだと主張することは不可能ではないが、とにかくまず元祖ニュータンタンメン本舗に話を通さないと何も始まらない。