溝の口野郎 名物からあげ野菜スタミナラーメン(味噌・辛) 並盛 2辛 金運煮玉子

税込み1000円、金運煮玉子100円。
溝の口野郎 券売機 メニュー
溝の口野郎 名物からあげ野菜スタミナラーメン(味噌・辛) 並盛 2辛 金運煮玉子
辛さはやはり2辛が自分には丁度いい。麺は普通の中華麺であまり好みではないけどニュータンタンメン自体こういう感じらしいので、インスパイアとしては仕方ない。写真だと溶き卵がほとんど見えないけど一応スープの中にあったはず。いつも通り野菜と唐揚げが豊富なのは嬉しいところ。
1月21日からまん延防止重点措置に合わせてたまいグループがまた休業に入り、当初2月13日までの予定だったのが3月6日に延長、その後さらに3月21日まで延長、3月22日からようやく営業再開。ここ1年くらいのたまいグループは営業期間より休業期間の方が長そう。その結果として従業員に逃げられでもしたのか、溝の口野郎は平日の昼営業をやめて基本的に夜営業のみ、土日祝だけ昼営業もやるという形に縮小した。あんな駅前の一等地、場所代を稼ぐためにも遊ばせておく余裕なんかないだろうに。
前述の通り営業再開したのは把握していたけどすぐ行く気にはなれず、そこから訪問まで一か月近く間が空いた。結局のところニュータンタンメンのインスパイアをやってるところは他にもあって、溝の口で言うなら松虎亭の松府麺や日高屋のチゲ味噌ラーメンで充分だし何ならラーメン本体はそっちの方が美味しいくらいで、例えばもし唐揚げがなくなったらもう溝の口野郎には行かないかも知れない。今回の訪問は単純に食べたいからというよりメニューに変化があったかチェックしに行った側面が強い。
券売機を見るとラーメンに関しては変化なし。ビールサーバーが導入されたようで生ビールの小と大を取り扱うようになり缶ビールが消えた。溝の口野郎でビールを注文する人は滅多に見ないので費用対効果を期待できるか疑問だが、今回の休業中に閉店したグループ店舗があったのでそういう店からお下がりのビールサーバーが流れてきて初期投資せずに済んだのかも知れない。多分この大440円で500mlくらいのジョッキが出てくるんだろうけど、自分の場合はラーメンだけでお腹いっぱいになってスープも飲み干せないほどなのでビールを頼む余裕はない。
トッピングから野菜とコーンが消えたのは野菜の高騰が原因だろうか。それから「唐揚げ(2個ケ)」150円が「おつまみ唐揚げ各種」270円に変わった。たぶん150円は唐揚げ1個を半分に割ったもので、270円の現在はそれが倍の量になってるのだろう。何が「各種」なのかは分からない。マヨネーズくらいは付くかも知れない、昔単品を注文したときはそんな感じだった。あと「おつまみ小皿各種」270円が加わったがこれは一切中身が分からず、ウェブサイトにも書かれてない。この店に品数を増やす余裕があるとは思えないのでトッピングを何点か組み合わせたものだろう。うーん、これはあれか? 1回くらい唐揚げ各種・小皿各種・ビールで注文して確認してみるか? でもラーメンを注文しないことで怒られるのも嫌だ。勇気を振り絞って最初に尋ねてみるか。本当は駄目なはずなのに客に聞かれると「いいよ」って言ってしまったり、そういう店主の気持ち次第みたいなところもありそうだし。
卓上の調味料は替え玉用塩だれ・酢・ホワイトペッパー。これはたぶん以前から変わらない。あと飛沫防止用パーティションがなくなった。あれは意味がないという論調を最近よく見るけど唾液の飛沫が直接飛んでくるのを遮断する効果は間違いなくあるので、飲食店のようなマスクを着用できないハイリスク空間では換気効率が落ちることを差し引いてもあった方がいいというのが自分の見解。あと仕切り板が無意味という主張の多くはエアロゾル感染を空気感染と混同しているので、それは立脚点から間違っている。ただ溝の口野郎はL字カウンターひとつだけの狭小店舗で、仕切りを置くと使えなくなる席がたぶん発生するので、なるべく置きたくないという事情がありそうではある。
<追記>溝の口野郎は5月8日に閉店した。営業再開してからたった48日の命だった。ソウルフードとかおかしなことを言い出したのも経営危機への反応だったのかも知れない。従業員不足で廃業するのは個人営業の飲食店ではよくあることだけど、ここはたまいグループの一員だから他店から従業員を融通してくれるんじゃないかと思っていた。しかしチェーン店だからこそ不採算店への判断がシビアという側面もあるだろうし、そちらが発動したケースだろうか。
とは言え賃借権を手放すには勿体ない立地だし、過去にも唐揚げ無料をやってた頃に一度閉店してからメニューを一新してリニューアルオープンしたことがあるので、気付いたらまた再オープンしてたなんてこともあるかも知れない。