壱角家・溝の口店は溝の口駅東側、すた丼屋・つけめん哲の並びのもう少し先にある。2016年9月営業開始。チェーン店でウェブサイトもあるが、メインとなる家系ラーメン6種をざっくり載せてるだけでトッピングもサイドメニューも不明なので、今回メニューを一通り撮影してきた。
注文は黒家系ラーメンに白髪ネギ追加。元々黒マー油の香ばしさと苦味が大好きなので、これがレギュラーメニューなのは心強い。スープは家系の中でもかなりとろみの強い方、味はやや濃い目くらい。太麺を白髪ネギと一緒に頂くと美味しい。
卓上の調味料が充実しているので、後半で生姜・玉葱・にんにくを追加。生姜は酢漬けなので自動的に酸味も加わり、良い味変えになった。スープまで飲み干して完食。家系ラーメンとしては充分な出来栄えだと思う。
今回撮影してきたメニューを見るに、油そば・すためしは系列店の「東京名物油そば」、伝説のすた丼屋の後追いと思われる「情熱のすためし」からそのまま入ってきている模様。唐揚げ定食は「ねぎやま」という命名でからやまを意識している印象だが、今回試しに唐揚げだけ単品で注文してみたところからっと揚がったちゃんと美味しい唐揚げだった。
ここの経営母体は株式会社ガーデン。カラオケマックで成功したあと飲食店の買収で大きくなり、現在の事業のほとんどは外食チェーンの様子。実際に壱角家の経営に当たってる子会社を検索するとイーダイニングとグローバルデザイン（旧・ユウシン）の二社が出てきて、どういう関係なのか分からない。東京チカラめしから買い取った数十店舗を一気に壱角家へ転換させたそうで、関東地方だけの展開ながら既に80店舗を越える。グループ企業の強みだが、売り上げが落ちてくればまたあっさり別業態へ転換するだろうという怖さもある。
看板こそ壱角家だが、取り扱いメニューは前述の東京名物油そば・情熱のすためしも一緒に営業しているようなもので、当面飽きなさそうで楽しみ。二軒先に本家のすた丼屋があるのですためしの方は苦戦しそうだけど、すた丼屋には無いチーズすためし・すた肉油そばといったメニューはいずれ試してみたい。
