らあめん花月嵐 鉄板定食 秘伝の豚バラ醤油味 戦国武将らあめん織田信長

コロナ禍による時短営業のため長いこと仕事帰りに立ち寄れなくなっていた。Uber Eatsでは何度か注文していたがUber Eats用メニューには期間限定品が入ってない。実店舗へ足を運ぶのは実に2年以上ぶり。券売機が押しボタン式からタッチパネル式に変わっていた。初見でも操作に分かりにくさは感じない。それとも世間にタッチパネル式が増えてこちらが操作に慣れてきたか。

鉄板定食 秘伝の豚バラ醤油味

らあめん花月嵐 鉄板定食 秘伝の豚バラ醤油味
期間限定で10月6日発売、税込み880円。
鉄板イタめしのバリエーションで、ご飯は鉄板上ではなく茶碗で提供される。焦げ飯が一番いいところなのに勿体ないことだが、肉野菜炒めとしては普通に美味しそうなのでご飯抜きで注文した。
鉄板イタめしと同じく鉄匙を使い、外周の薄焼き卵を中央へ寄せて混ぜ込んでから食べる。豚バラ肉・もやし・玉葱が主体の炒め物、味付けはにんにく醤油系、若干のピリ辛感あり。美味しいし、定食を自称するに充分なボリュームもある。

戦国武将らあめん織田信長

らあめん花月嵐 戦国武将らあめん織田信長
期間限定で9月8日発売、税込み960円。
らあめん花月嵐では久しぶり感のあるトマト系ラーメン。2000年代にはGTR(ガーリック・トマト・ラーメン)という名前で定期的に販売していたが、2010年代に入ってからは発売のペースがめっきり落ちていた。あと今回は黒マー油も掛かるとのことで、嵐げんこつらあめんBLACKを好んで食べていた自分としてはそちらにも期待がかかる。らあめん花月嵐の黒マー油は苦味がはっきりあるところが好き。あとアプリのサイドメニュークーポンからトマトに合いそうなものとしてほうれん草を選択。
食べてみるとやはりこれはGTRの系譜。ラーメンスープというよりミネストローネに近い、酸味のある爽やかな味わい。あと隠し味の味噌があんまり隠れてないがそんなに違和感はない。細麺もGTRの伝統。ほうれん草の選択も正解。信長にトマトの組み合わせはおそらく西洋かぶれのイメージによるもので、隠し味は信長→名古屋→味噌の連想なのだろう。
もう一つ楽しみにしていた黒マー油については、食べ終えてみると何も印象に残らなかった。黒マー油に集中すれば感じ取れていたかも知れないが、「トマト美味しい」に意識を奪われていた模様。
料理とは関係ないが、広告のオリジナルストーリーがしょうもなさすぎる。戦国武将にラーメンを絡めた架空の歴史物語だが何一つ面白くなく、落ちも風刺もない。挿絵も下手。たぶん広報が内輪だけで受けてるやつ。予算をかけてプロに書いてもらうならまだしも、こういう素人の書き損じを会社の看板で掲載するものではない。ここは会長が右翼系新興宗教の教祖だし、会社の方にも復古主義民族主義を礼賛する社風があるんだろうか。