かつや ベーコンエッグソースカツ丼

期間限定で本日発売、税込み759円。定食もあり。
かつや ベーコンエッグソースカツ丼
トンカツ+ベーコンエッグと言われても魅力は感じないけど、さして不味くもならないだろうと思いキャベツ抜きで注文。プレスリリースに「まるで朝ごはん」と書いてあるけどこんな重たい朝食があるかいな。
白身をぱぱっと食べたあと、黄身を崩してベーコンとトンカツにまぶしてから食べる。何もかも予想通りの味。悪いことは何もないが特別感もない。食べ応えのある分厚いベーコンならまだしも普通に薄くて透けるベーコンだし、ベーコンエッグ・ハムエッグなんてお子さんがご家庭で初めて火を使って作る類の料理じゃん。揚げ立てでかりかり食感のトンカツが救い。
さてここからは既存のメニューと価格比較を行なう。以後は原則として税抜き表示。
ベーコンエッグソースカツ丼は690円。プレスリリースに『「ソースカツ丼(梅)」に、ベーコンエッグを添えた』とあるのでトンカツは同じ80gロースと考えて良い。
520円のカツ丼(梅)には玉子とじカツが載っている。具材的には「玉子とじカツ」と「トンカツ+目玉焼き」が等価なので、差額の170円はベーコン代という認識になる。これは厳しい。520円で玉子とじカツ丼が食べられる状況で、ベーコンエッグ+トンカツに690円の価値を見出す客はかなり少数派だと思う。正直これはあまり売れないだろう。
カツ丼(梅)は牛丼屋の牛丼と同じく戦略的価格なので価格比較には適してないとも考えられるが客の立場からはそんなの関係ないし、今回のベーコンエッグソースカツ丼は具材の種類が少ないために比較対象としてカツ丼(梅)がうまいことはまってしまった。例えばこれが先月のシビ辛麻婆チキンカツ丼なら麻婆餡の製造コストは自分のような素人には推測できないので比較は困難になる。
結局のところやはりベーコンエッグがあまりにも日常的すぎるのが悪い。マクドナルドの月見バーガーは目玉焼きがハンバーガーに独特な風味を与えるから食べたくなるわけで、かつやなら例えばスコッチエッグみたいに肉料理に卵を組み込んで新しい風味を提案するとか、そういう作り込みがないと付加価値が発生しないと思う。