ローソン 焼ちゃんぽん

ローソン 焼ちゃんぽん
関東限定で3月3日発売。税込み399円、606kcal。
要は汁なしのちゃんぽんで、長崎ご当地では皿うどんと呼ばれているもののことだろう。
ちゃんぽんということでコンビニ麺にしては具が多めで、ピンクの蒲鉾やオレンジの人参など色鮮やかな盛り付けが目を引いた。
実際に食べてみる。具沢山で麺が細めの焼きうどんという感じか。
見た目の印象通りの味で、決して悪くは無いが、辛子の小袋を一つ付けておいて欲しかったかな。
ところでパッケージのシールに「高根沢ちゃんぽん普及会・高根沢町長公認」と書いてあり、どういうことだろうと検索してみたら意外な話が出てきた。
この商品、関東限定なのはその通りなのだが、さらにその中の栃木限定で「高根沢にじいろ焼ちゃんぽん」の名前で販売されている。
ローソンが栃木県と結んだ包括連携協定に基いて、栃木県立高根沢高校の生徒が考案、ローソンと共同開発した商品なのだ。
具を色々入れていたのは、商品名にもある虹の7色を表現するため。
栃木版商品では高根沢町のマスコットである「タンタンとモモタン」という謎生物のイラストが貼ってある。
発売日にはタンタンとポンタの着ぐるみが店舗まで来て、山積みのこの商品を店外販売するという力の入れよう。
しかしポンタはPontaカードのキャラクターであって、ローソンのキャラでは‥‥まあいいか。
そこまでするなら県外でも「高根沢にじいろ焼ちゃんぽん」で販売してアピールすればいいのに、権利関係の問題か、どのような判断があったのか。
そもそも栃木県塩谷郡高根沢町に九州の郷土料理と何の関係があるのか。
これは高根沢町長崎県雲仙市が「災害時における相互応援協定」を結んだことがきっかけで、町興しの一環として「高根沢ちゃんぽん」なるものを考案して2012年から売り出しているのだ。
今回の「焼ちゃんぽん」は普通の皿うどんだが、「高根沢ちゃんぽん」の方を見に行ったら歴史こそ浅いが意外と個性豊かだった。
小松菜ペーストを使った緑色のスープがメインで、他にも赤や白や黄色など様々なスープの期間限定品を出していて、むしろそっちの方を食べてみたい。