7月頭から8月末まで開催されている、全国の餃子の王将で都道府県ごとのご当地メニューを発売するという手間のかかった企画。
いや、その「ご当地」まで出向かないと食べられないというシステムには、自分はむしろ憤慨している。
1店舗で全国のご当地メニューを食べられるようにしてよ！
まあ無理か。調理人に負担を皺寄せさせたいとは思わない。
三軒茶屋店は東東京都扱いで、あだち冷麺を扱っている。税込み685円。
詳しく検証してないけど、23区がまとめて東東京、それ以外の西へ伸びてる「市」エリアが西東京扱いなんだろう。
このあだち冷麺（足立冷麺）がまた胡乱な存在で、はっきりとは分からないが2012年頃に東京商工会議所足立支部が立ち上げた「ご当地グルメ」らしい。
定義は曖昧で、冷やしのぶっかけ麺に揚げ物トッピングを載せたという程度しか伝わってこない。
麺も味付けもトッピングも自由となると、キャラクターがぶれすぎで地域の名物として認識されにくそうなのが他人事ながら心配になる。
ともかく王将の「あだち冷麺」、内容はピリ辛だれの冷製麺で、メインのトッピングは油淋鶏。
結構良さそう。王将の油淋鶏は美味しいことを知ってるし。
他のトッピングは揚げ茄子・白髪ネギ・トマトというのも期待させる。
食べてみる。いやこれ美味しいな。
油淋鶏が美味しいし、他も良好。
ただ一つだけ不満なのが、麺があまり冷たくない。
「温い」と「冷たい」の間くらいで、平たく言えば忙しすぎて麺を冷やす手間を多少省いたのかなと。
不味いとまでは言わないけど、これを「冷麺」の名前で出されるとかなり違和感あり。
あと公式の三軒茶屋店の店舗情報に載ってる「〜スタミナラーメン」は、未だにメニューにも壁ポップにも存在しない。
