スペースシェフシーザー(究極宇宙味帝シーザー 改題) 著:Boichi

ワニブックス版より版形は一回り小さくなった。ワニブックス版未収録の第7話、ヤングキングOURSに掲載された新作(販促ショート漫画ではなくきっちり30ページあり)、後書き、カバー下漫画、表紙描き下ろし。ただワニブックス版の後書きは削られており、「アシスタントにポーズ取ってもらって作画の参考にする」とか料理の話などはこちらでは見られない。
再読して思ったがBoichi作品の中では馬鹿馬鹿しさと締め方の落差が心地良く、また他の作品より翻訳がこなれており違和感が少ない。自分はサンケンロックは惰性で読んでる部分があるしラキアは1巻で見限った口なので、この作品が一押しになる。やっぱり馬鹿SFはいいなあ。
一つ気になるのは英題がSpace Chef Caisarになっていることだ。元ネタのカエサル(Caesar)とは意図的に変えているのだろうか。