らあめん花月嵐 嵐げんこつらあめんBLACK


花月で昔食べたげんこつらあめんBLACKをまた食べたいなあというのは、ここ数年時々思っていた。
生活圏にらあめん花月嵐の店舗がないため思っているだけだったが、通勤路の途中駅近くに店舗があることが分かったので、帰宅時に途中下車して入ってみることにした。
食べてすぐ思い出す、焦がしマー油の香り高い苦味。
全体的にはべつに傑作とか言うほどの味ではないんだけど、この焦がしマー油という特徴の一点だけで過去の記憶を喚起してくれる。
焦がしマー油とはニンニクを揚げるか炒めるかして、その風味を胡麻油で抽出したものらしい。
単に麻油と言うと中国では胡麻油を指すそうなので、焦がしマー油の別名である「焦がしニンニク油」の方が実情に即しているかも知れない。
この、いかにも焦げてますという苦味と香りが不思議と食欲を促進してくれる。
今回はニンニク豚めしと一緒に頂いたが(そういえばこっちも結構苦味があるので、こちらもやはりニンニクを焙煎しているのか?)、スープを最後まで飲み干せた。
体には悪そうなんだけど。
っていうか、年齢を考えながらどこかでこういう食べ方を卒業しなきゃいけないタイミングがあるんだろうね。
いま止めるか、影響が出てきて医者に何か言われてから止めるかの違いなんだろう。
あと焦がしニンニクって、よく考えると食べるラー油と共通しているし、たぶん中国では普通に昔からある手法の一つなのかも。