無印良品 サーキュレータ AT-CF26R-W


ボルネード630-Jが2年4ヶ月でお亡くなりになった。最近、時々止まっていたので普通に寿命だろう。駄目元で念入りに清掃してみたがやっぱり駄目。
自分は割とボルネード信者で4代目もボルネードで決まりだろうと思っていたが、一応2chのサーキュレータスレに目を通してみたところ無印良品の製品が気になった。とくに大型モデルの方がかなり大きく、かつ静音らしい。
自分のサーキュレータの運用は大径ファンを低速低騒音で回すというもので、空気が床から天井まで届く程度の風量さえ確保できれば室温の平均化には充分だろうと思っている。
お試し価格で10%引きキャンペーン中のためか無印良品ネットストアでは在庫が無かったので、近くの実店舗で買ってきた。
おお、これは‥‥ボルネード630-Jの実売価格と比べても半額以下のくせにずっと静かだ。というか3段階のうち低速だと至近距離でも駆動音がほとんどせず、無音と言い張っても許されるレベル。
カタログ値でボルネード630-Jと比較したものを下に置いておく。数値は50Hz(東日本)の物。各項目の単位は風量(m3/min)、消費電力(W)、騒音(db)。
ファン直径がボルネード630-Jは22cmくらい、無印良品が26cmくらいなので、若干有利なのは分かる。
風量あたり消費電力(W・min/m3)を算出してみるとボルネード630-Jが7.9〜8.6なのに対して無印良品は1.2〜1.4程度であり、約1/6ということになる。
扇風機もどきのなんちゃってサーキュレータではなく、風の直進性もしっかりしてる。
未だ不明の耐久性を別にすれば、全ての点であっさりボルネードを越えてしまった事を認めざるをえない。
何より、これが家電メーカーではなく無印良品から出ているのが一番の不思議だ。
もちろん実際にはどこかのメーカーが無印良品から委託を受けて開発したんだろうけど、一体どこなんだろう。
あとは寿命がまともならサーキュレータのシェアを塗り替えてしまう出来だが、そんなに盛り上がってる雰囲気もネットでは感じないし、何だか狐につままれた感じだ。
これで1年で壊れてくれたら、ああ、耐久性を犠牲にしてこの性能を実現していたのかと、むしろ安心して納得するだろう。
どちらの製品も低速は同じくらいの風量なので、これからも低速で運用していく。ていうか同じ風量で騒音が1/3、消費電力が1/7って本当に信じていいのか自信が無くなってくるほどだ。枯れた分野だと思っていたのに何か想像もできない技術的ブレイクスルーがあったのかも知れないが、むしろ馬鹿な自分が本来比較できない数字を比較してしまっている方がありそうだ。
ともかく値段も安いので2年もってくれれば上出来だが、こうなってくるとこまめに掃除して、意地でも10年くらいもたせてみたい。

製品名 定価 低速 中速 高速
風量 電力 騒音 風量 電力 騒音 風量 電力 騒音
ボルネード 630-J 16,800円 6.51 56 54 8.07 64 59 10.14 80 66
無印良品 AT-CF26R-W 5,900円 6.5 8 18 18 22 38.5 22.5 32.5 44