セブンイレブン 蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺(マーシンメン)

6月12日発売。税込み321円、551kcal。製造は日清。
セブンイレブン 蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺
冷凍麺だが電子レンジ対応で、内袋ごと容器に入れてから電子レンジで所定の時間加熱。その後内袋を破り中身を容器に移して、別添の小袋の「花椒入り辣油」を掛けて完成。簡単。
これは本当に辛い。自分基準で言うと激辛に限りなく近いし胃腸にもかなり負担がかかりそう。しかしギブアップするほどではなく、旨味もちゃんとあるので美味しく食べられる。食べ応えのある太麺、美味しい麻婆ともに高水準。これが321円とは凄い。


この商品、発売当日の昼は最寄店にまだ置いてなく、一週間後の本日改めて訪問し購入したもの。セブンイレブン蒙古タンメン中本のカップラーメンやライススープなどを展開してきたが、冷凍食品となれば相当クオリティの向上が見込めるし、汁なしというところも自分好みなので期待の商品だった。
その一方で、袋に入れたまま電子レンジで温める方式なら普通の弁当と同じ冷蔵麺として扱っても問題なさそうなのに、なぜ冷凍する必要があったのか? という疑問もあったが、そのあたりは調理してみてある程度理解した。内袋には蒸気穴が空いており完全な密閉状態ではない。従って解凍後は穴から染み出す恐れがあるので、これをそのまま冷蔵庫で保管するわけにはいかない。
とは言え普通に丼でパッケージングすればそのまま冷蔵麺として販売できそうだから、冷凍麺という販売形態を選択した理由は別のところにあるだろう。激辛商品というのはやはり顧客を選ぶので、おそらくセブンイレブンはこの商品が爆発的に売れるとは思ってない。冷蔵麺は賞味期限切れの前に廃棄しなければいけない。その点、賞味期限のない冷凍麺ならじわ売れするに任せて減った分だけ補充すればいい。理由はおそらくそんなところか。意外にもたくさん売れてしまったらそのときはいつでも冷蔵麺に切り替えられるだろう。
今後もたまには食べてみたくなりそうなので、在庫を切らさず定番商品として置いてもらえると嬉しい。


あとは『麻辛麺(マーシンメン)』という名前について素人なりに思ったことを書き連ねてみる。
念のため中文検索にかけてみたところ見付からなかったが、これは予想通り。麻辛というのは痺れる+辛いを意味する造語と思われるが、同じことを意味する麻辣(マーラー)という言葉が既に存在するからだ。
ただしカプサイシンに由来するものに限らずもっと広い概念としての辛さ(胡椒、生姜、辛子、山葵など)を包括する表現として「辛辣味」(しんらつみではなくシンラーウェイ)という言葉がある。
だから麻辛という造語は「それって麻辣のことだよね」という突っ込みこそ受けるだろうけど、意味は中国人に通じそうに思われるし、そこで「日本人には辣という字は馴染みが薄いから麻辛という言葉を作ったんだ」と説明すれば普通に受け入れられそうですらある。