松屋 カルボナーラハンバーグ定食

期間限定で2月22日発売。税込み750円、1012kcal。モバイルオーダーで操作を間違えたかと思いそのまま食べたが、あとで履歴を確認したらやっぱり注文したのはライスセットの方だった。まあ60円得したと思っておこう。
からやま 出汁からあげと出汁やきとり定食
ホワイトソース系なので丼にして美味しくなることは期待できないため普通に食べる。チーズ、卵、ベーコン、一応黒胡椒も軽く振ってあってカルボナーラの要素は形式上満たしている。サンプル写真ではなぜか黒胡椒ではなくパセリを散らしてあったが、カルボナーラ(炭焼職人)という名前が黒胡椒に由来する以上、土壇場で黒胡椒に変えたのは正解だろう。量が少なくて全然ぴりっと来ないことを除けば。
ハンバーグにチーズは良く合う鉄板の組み合わせ。ただソースの量は多くはなく、崩した半熟玉子と同じくらいなので、混ぜると味が倍に薄まって淡泊な印象。
ご飯との相性はやはり微妙。ハムエッグがご飯のお供としては物足りないのと似た感覚。下味がしっかり付いたハンバーグ本体の助けを借りてご飯を食べ進めた。
ご飯を必要としないおかずということは、何かを注文するとき単品で追加するのには丁度いいかも知れない。機会があればそうするかも。


店内放送を聞いてると豚キムチ丼の広告で何度も声を裏返らせてるのが気になった。そんな必死にならなくても良くない? 吉野家すき家と比べて松屋の業績は良くないと聞いたけど、そのせいで社内の空気がピリピリしてるんじゃないかと邪推する。御三家で松屋だけの特徴といったらセルフサービス化を進めてることくらいしか思い当たらず、実際セルフじゃない店舗と比べたら確実にテーブルは汚いので、その不潔なイメージがコロナ禍と合わさって忌避されてるんじゃないかな。
今回のカルボナーラハンバーグのプレスリリースもなんかおかしかった。
おかしいところその1:『「カルボナーラ」と「ハンバーグ」のコラボ「カルボバーグ」』と気持ち悪い造語をひねり出す。カルボ(カーボ)は炭、炭素、転じて炭水化物の略語ではあるが断じてカルボナーラの略語ではない。まあこれはよその会社もやってることだが、それをハンバーグと合体させてカルボバーグと呼称するところが悪魔的に頭悪い。本格的なカルボナーラソースならまだしも、このメニューはせいぜいチーズハンバーグのバリエーションに過ぎない。
おかしいところその2:『クリームのコク』と書いておいて数行下に『生クリームは使用しておりません。クリームはクリーミーであることを表現しております。』との但し書きを付ける。最初からクリーミーと書いておけば済むことなのに。『クリームのコク』という表現はクリームの存在が前提なので普通に嘘だし、嘘と分かってるのにそれでも死守するほど重要なフレーズには見えない。
このところ松屋の広報に対して文句を付けてばかりな気がする。大げさで中身のない言葉が嫌いなんだよな。商品の端的な説明だけ読みたいので、今の松屋の芝居じみた言い回しには嫌悪感が強い。表現に気持ちよく酔ってるところ悪いけど、ファンというわけでもない一般の客に自分たちの広告がどう見えるか素面に戻って考えてほしい。