モスバーガー とびきりハンバーグサンド厚切りベーコンとイタリアンチキントマト風味

結論としては美味しかったし、30〜40分かかると言いながら15分で届いたのも有り難かった。
ただメニュー名から受けた印象と実物との乖離についてちょっとコメントしたい。
まずとびきりハンバーグサンド厚切りベーコン。ベーコンといえばカリカリで香ばしくて塩味が強い印象だが、この商品のベーコンは主張が非常に弱く、言われなければベーコンに気付かず食べ終えてしまう人もいそうな感じだった。メインのビーフの風味が支配的で、ベーコンのポークは霞んでいた。
ただベーコンが柔らかくて食べやすいのは良かった。ベーコン入りハンバーガーでは、一噛みしたとき固いベーコンだけ噛み切れず残ってしまい苦労するのはよくある状況なので。
イタリアンチキン(トマト風味)。トマトの香りがするのはなかなか新鮮だったが、味の方にトマトの存在感はほぼ無かった。単純にケチャップ風味にするのは避けたかったのかも知れないが、結果として普通のフライドチキンにトマトの香りが付いてるだけだった。あと命名についても、いいかげんトマトを使っただけでイタリアン呼ばわりはイタリア人に失礼だという認識は一般的にならないものだろうか。もっともこれは日本だけでなく世界的な傾向らしいので(“Tomato Sauce is universally associated with Italian Food.”)、もう手遅れかも知れないが。
それで結論に戻ると、注文時に期待していたような個性的メニューではなかったが、美味しかった。マクドナルドも現在は作り置きをせず注文後に調理するが、それでもモスを食べたときの方が出来たて感が強い。これはジューシーだからだろうか。アメリカ人がモスバーガーを絶賛みたいな話はあまり真に受けたくないと思ってるが(誤訳御免を見ると確かにファンはいるみたいだけど)、もし来日までにマクドナルドしか経験がない(バーガーキングすら食べたことがない)アメリカ人だったらモス大好きになるのは分かるような気がする。