かつや デミたまチーズカツ丼


今回は、かつやはカツ丼もカツカレーもおいしいのに、期間限定商品は毎回いまいちだなあというお話。
デミグラスソース+とじ卵+チーズと来れば、さすがにこれはうまいはずだと期待して丼の方を注文したが、今回のデミたまチーズカツ丼は例えて言うなら味気に乏しいハヤシライス。デミグラスソースは確かに有るんだけど、本当にあるだけで、ご飯が進むほどの味は無い。
チーズは出てきた時点ではただの四角いスライスチーズだが、割とすぐ溶けて糸を引くようになってなかなか良い。
でもやはり味気ないので、残り半分は辛子と七味まみれにした。こうなるとさすがに刺激は充分だし、元々のカツも良い出来なのでおいしく食べ終えられたが、いよいよもってデミグラスソースの存在理由が無くなった。
繰り返すが、かつやのカツ丼とカツカレーは文句無しにおいしい。だから商品開発部門の舌が馬鹿なはずはないと思っていた。だが自分が経験した範囲だけでも、この前の味噌カツ丼といい、さらにその前の麻婆チキンカツといい、こうも微妙な期間限定商品を続けて出されると、かつて在籍した料理人が抜けてしまい開発力が落ちているのではと変な勘繰りの一つもしたくなってくる。
ところで皆さんはこの広告の画像を見たとき、この商品がポークカツではなくチキンカツであることを正しく認識できただろうか。
ちなみにGoogle検索でも、

  • "デミたまチーズカツ" "かつや" → 44件
    • 検索トップでは約2690件となるが、5ページ目で「上の 44 件と似たページは除外されています」となり実態としては44件
  • "デミたまチーズチキンカツ" "かつや" → 12件
    • 検索トップでは約250件となるが、2ページ目で「上の 12 件と似たページは除外されています」となり実態としては12件、その内訳は店舗からの公式情報が9件、Twitter2件、食べログ1件

となっており、公式を除外すれば9割以上、商品名にチキンが含まれてない。
よく見れば「チキンカツ」という赤い文字が商品名の左の方に押し判みたいに書いてあるが、パッと見では普通見落とすと思う。自分は食べるまで気付かなかった。こういうのは姑息だし格好悪い。チキンカツにはチキンカツの良さがあってファンもいるんだから、胸を張って告知するべき。
ていうか普通に景品表示法違反ではないのか。主役のカツが何の肉かっていうのは最重要情報だし、カツ専門店でただカツって書いたら普通はポークカツだと認識される。消費者庁に言いに行くのは面倒だから、こういうことを繰り返さないでほしい。