税込み120円、194kcal。
レジカウンターのホットケースに陳列されている揚げ物商品。
発売開始は2014年8月頃と思われ、販売地域は全国。
ハムカツと言われて自分が想像するのは、トンカツの廉価版とでも言うべき薄っぺらい揚げ物。
しかしこの商品は趣がかなり異なり、ご覧のように分厚く輪切りにされたハムが使用されている。
ハム本体は豚肉で、おそらくそんなに高級なものではない。
ただ揚げ物用であることを考慮してか、ピンクの断面には脂肪がほとんど見られない。
安価なハムはそれだけで食べると、柔らかいだけのあまり楽しくない食べ物になる。
そこで例えばフライパンで焼き目を付けて、側面をかりっとさせたりする。
もう一つの手段がこのハムカツで、さくさくした衣が爽やかな食感を与える。
さらにこの衣はソースと馴染みやすいという利点もある。
これだけの工夫で、どうということのない普通のハムが、食べ応えたっぷりの贅沢なホットスナックに変わる。
紛うことなきジャンクフードだが、食べやすく、美味しく、そして食べていて楽しい。
それを追体験したくて、ついつい買ってしまう。
