みぞのくち野郎 濃厚鶏ガラと煮干しの塩チャーシューメン

11月24日にリニューアルオープンしたここへ、本日訪問。
写真はどれも原寸画像にリンクしてある。
みぞのくち野郎 券売機 メニュー
みぞのくち野郎 薬味
みぞのくち野郎 濃厚鶏ガラと煮干しの塩チャーシューメン
みぞのくち野郎 追い飯 ライス ニラキムチ
混雑が予想されるオープン直後を避け、3週間ほど経った月曜日の16時過ぎという空いてそうな中途半端な時間帯を選ぶ。早い時間に開店するなら開店直後に行きたいところだが、ここは12時という確実に混む時刻に営業開始するのでやむを得ない。
鶏ガラ・煮干スープのラーメンで、つけ麺は無し。ウェブサイトに「スープが無くなり次第営業終了」とあるので、業務用スープではなく自前で作っているらしい。以前のあの豚臭い豚骨スープを取り扱わなくなったのはやや寂しい。
券売機はまだ空きが多いシンプルな状態。替玉が購入できなくなってるのはおそらく一玉無料だからで、二玉目以降は口頭で注文せよということだろう。
トッピングのうち新顔のピリ辛キャベツはラー油系のピリ辛調味料で和えた生キャベツ。青菜とは随分大雑把なくくりだが、ほうれん草や小松菜などその時々で安価なものを仕入れるつもりなのかも知れない。
卓上の薬味からは以前の無料トッピングは無くなった。今回は手を付けなかったが醤油ダレと塩ダレが目に付く。これを利用すれば「あっさり」から「濃厚」へ、「塩」から「醤油」へといった味変えができそうに見える。魚粉、揚げにんにく、黒胡椒のいずれも基本的だが納得の品揃え。
今回はまず基本の味を確認するため濃厚の塩とし、贅沢だがチャーシューメンを選択。追い飯用にライスと懐かしのニラキムチ。みぞのくち野郎と言えばやはりこれで、どう転んでも最終的にニラキムチで締めれば大丈夫だろうという打算が働いた。
空いていたためか着席後5分もかからずラーメン到着。トッピングはチャーシューの他に海苔1枚、青菜、あとチャーシューの陰に隠れている煮玉子半分。
麺は博多豚骨に使われるようなストレート細麺。茹で時間の短縮を優先してのことか太麺は取り扱われていない。濃厚スープには太麺の需要もありそうだが、無いものは仕方ない。
スープは見ての通りの白濁スープ。定義的には鶏白湯とも言えそうで濃厚な旨みが主体。魚介風味は抑え気味なので、足らない向きには卓上の魚粉を追加しろというところか。いずれにせよ味は美味しい。特徴に乏しくて説明が難しいが古典的な鶏ガラスープとは異なる食べ応えのある味わいで、どこかしら存在感はある。
チャーシューは、まあ普通。厚みはそれほどないけど旨味は感じるし、こんなところだろう。
今回はラーメンライスで締めるのが当初からの予定なので無料の替玉はパスして、ライスを投入、その上にニラキムチを載せる。その後ざっくりと混ぜ合わせ散蓮華で食べる。正直この食べ方だとニラキムチが主役なので、スープは基本の旨みさえちゃんとしてれば充分で、やっぱり美味しい。
リニューアルで無難で無個性な味になることを危惧していたが、ある意味無難ではあるけど何かしら挑戦してる感じは伝わってきてちょっと安心した。またそのうち行ってみる。