松屋 厚切りポークソテー定食

本日発売。税込み730円、1268kcal。
松屋 厚切りポークソテー定食
あと6月13日からご飯の代替品が湯豆腐から冷たいおろし豆腐に変わったので、おろし豆腐変更(プラス50円)を選択。なんでこれカレーには使えないことになってるんだろう。平皿オンリーの頃はともかく今はハンバーグカレー等に用いられるシチュー皿的な器があるんだから、カレーはそちらによそえばご飯代わりに豆腐を出すのに何の支障もないと思うけど。
さて、こういう分厚い豚肉を使用した松屋のメニューと言えば2012年から毎年秋に発売されている豚テキ定食だが、同じ素材でもう一品作ってみようという狙いなのかも知れない。豚テキ定食が醤油ベースでにんにくを利かせたソースなのに対し、こちらは玉葱とにんにく主体のシャリアピンソース。ちなみにシャリアピンソースは20世紀前半に日本の帝国ホテルで考案されたレシピで、名前の印象とは裏腹に国外では通じない料理。
豚テキ定食のステーキソースは水のようにさらさらで、上から掛けると肉を濡らして下に溜まる感じだが、今回のシャリアピンソースは玉葱由来と思われるもろみがふんだんに含まれており、写真の通り豚肉の上にこんもり盛れるところが素晴らしい。ソースごと肉を頬張れる。味付けは玉葱とにんにくの旨みが主体で塩気は控え目。豚テキ定食のステーキソースが塩気と香辛料で勝負していたのとは対照的。過去に豚テキ定食で感じていた豚肉のぱさぱさ感もソースのお陰で緩和されてる気がする。
写真の奥側中央にあるクリーム色の球体が広告で言う「バター仕立てのマーガリン」で、肉の上に載せるとするすると溶ける。ソースにバターっぽい風味が付いてリッチさが増すが、全部溶かすとさすがにしつこい気がする。これは半分くらい味噌汁に入れてしまった方がいいかも知れない。味噌汁にバターというレシピもあることだし。
ソースは結構残るけど、塩気や辛さのあるソースではないのでご飯に掛けてもあまり合わない予感がする。皿に載ったまま、生野菜を食べるためのソースとして使うのがいいだろう。