麺屋こころ 溝の口店 台湾まぜそば 全部のせ

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麺屋こころ 溝の口店 客席
麺屋こころ 台湾まぜそば 全部のせ
8月に閉店、10月移転予定だったのがずれ込んで11月に再オープンした麺屋こころ溝の口店。移転先は線路沿いの串カツ田中の並びにある長屋のような細長いテナント。十年もつかどうかみたいな仮設建築じみた物件だが立地は悪くなく、駅から真っ直ぐ一本道なので土地勘がない人でも迷わず到着できるだろう。移転前は行列がよその店の前まで張り出していたが、移転後は車道側の柵に沿って並んで待つ形になり隣接店や歩行者にあまり迷惑をかけずに済むようになった。
年明けの初日に行ってみようかと思ったが、考えてみると大晦日や元旦は休業する可能性がありいつから営業再開するかも分からないので本日行ってみた。すると店頭に案内が出ていて本日は昼営業のみ、明日31日から1月3日まで休業とのこと。今日が年内最終日か、危ないところだった。この時点でウェブサイトにもTwitterにも案内が出てない。何のためのネットなのか。
券売機は移転前と同じもの。「本日、まぜそば類のみとなります。」と張り紙がしてあってラーメン類のボタンを押せなくしてある。紛らわしいことに「食券を買ってから並んで下さい。」の張り紙もあるがこの時点では千円札を差そうが硬貨を投入しようが反応しない。11:30になり店員が鍵を使って券売機のところでがちゃがちゃやって使えるようになる。普段はノーマルにオプションをあれこれ付けるが今回はご祝儀的な意識で、初めて「全部のせ」を購入。税込み1230円。
一人目ということで一階の一番奥に案内される。一階席は六名、二階席は八名。一階のカウンターは移転前より遥かに狭い。着席すると背面の空きは30cmもなく通路ですらない。きついなこれ。
約9分で届いた台湾まぜそばのクオリティは移転前と変わらず。さすがにそこは大丈夫。後半は胡椒と七味でパンチを効かせ、追い飯もしっかり頂いて完食。
食べ終わったところで次の動きに困る。カウンターはコップなどで埋まっていて、丼を上げる場所がない。忙しく働いている厨房の人を呼んで丼を渡すか? しかし口を拭ったティッシュはどうすればいいのか。客側のスペースに屑篭はない。百歩譲って丼やコップは厨房へ手渡しで返したとしてもティッシュはカウンターに置いておくしかないだろう。移転前は客の背面に充分な空間があったのでフロア担当従業員が丼の回収も行なえたが、移転後のこの店にそんな空間的余裕は無い。
考えても結論が出ないので、全部その場に置き去りにして席を立った。他の客の背中をごりごり押しながら無理矢理通り抜けて店を出る。
あとから考えてもどうすれば良かったのか分からない。厨房側から身を乗り出して丼やティッシュを回収するのはまず不可能。自分が置いていった丼・コップ・ティッシュはあのあとどうなったのか。フロア担当従業員が客の背中を押しのけて一番奥まで行って、丼等を回収してまた戻っていったんだろうか。どう転んでも誰かに迷惑がかかってることは間違いない。
これはもう二度と行かない以外に解法が見付からない。このストレスに正直耐えられない。どうしてもというなら車道の反対側で見守って、列が六人以上になったら横断歩道を渡って七人目以降として並ぼうか。そうすれば二階席に案内されるだろうし、二階席ならこんな悲惨な空間にはなってないだろう。でも自分の前の人が複数連れで二階席に案内されて、自分は結局一階のカウンターに着席させられる破目になるかも。溝の口から大岡山まで15分だから、どうしてもというなら本店に行くか。ていうかこれが自分の最後の麺屋こころになる可能性が一番高い。