吉野家 新スタミナ超特盛丼 混ぜ飯

2021年9月30日リニューアル。税込み877円(据え置き)、2040kcal。その後10月29日に丼類の価格改定があって932円(テイクアウト915円)になった。
吉野家 新スタミナ超特盛丼
吉野家 新スタミナ超特盛丼 混ぜ飯
ついに2メガカロリーの大台に突入。スタミナ超特盛丼は登場時から 1727kcal → 1711kcal → 1665kcal と変化しており理由は不明だが、今回の理由ははっきり告知されている。リニューアルの内容は粒状フライドガーリック・ローストガーリックオイル・追い飯追加、にんにく増量、トッピングのフライドガーリックを食べるラー油に変更。増加した375kcalはご飯並盛370kcalとほぼ一致。やはり追い飯が最大の変更点だろう。
以前のスタミナ超特盛丼はスマートフォン専用のテイクアウト予約だとご飯少なめが選択できたので、追い飯が追加されたリニューアルでそのあたりがどう変わるのか興味があった。Uber Eatsではすぐにリニューアル後のスタミナ超特盛丼に差し替えられたが、自分で行けるのに店頭価格の5割増しの料金(本体1370円+サービス料金137円+距離に応じて配達料金300円等)を支払う気にはなれないし、Uber Eatsにはご飯に関するオプションもない。しかし予約サイトのスタミナ超特盛丼のところは準備中のままで、一向に取り扱われる様子がない。混ぜ飯に使うつもりで保管した調味料・トッピングの類は冷蔵庫に溜まる一方。そうこうするうちに3か月が経過してしまい、痺れを切らして店舗へ直接注文に行った次第。店舗で追い飯まで全部食べ切る自信はなかったので今回も大人しくテイクアウト。
食べるラー油が掛けられて酒のつまみ度がさらに上がった肉を先に食べる。生卵やマヨネーズを加えると肉の味付けがぼやけるので使わない。この牛豚鶏のうち世間的には鶏肉の評判が悪いようだが自分は好き。牛豚鶏ミックスのメガ盛り丼は伝説のすた丼屋でもトリプルすたみな爆肉丼やオールスター焼肉丼という形で存在しており、それを吉野家ならこう作るというアンサーがスタミナ超特盛丼なのだと思っている。味付けやにんにくの使い方が自分好みで、肉の種類の豊富さも手伝って定期的に食べたくなる。肉を食べ終えたらご飯の上に追い飯を載せて一旦冷蔵庫へ。
翌日ご飯を冷蔵庫から取り出してレンチン。改めて見るとボウル一杯のご飯という感じで、これは本当に一度に食べる量じゃないと実感する。ご飯の量は320g+追い飯250g=570gある。リニューアル前の320g(少なめ=小盛の指定なら190g)と比較すると約2倍、小盛との比較ならきっちり3倍。多めというレベルじゃなく普通に2~3人前の量なので、次からは小盛にして追い飯は断るかな。いや、そもそも追い飯は別容器だから同時に食べる必要がないので、時間を置いてレトルトカレー等で食べるのもありか。とは言え根本的には肉を色々沢山食べたいだけでご飯は無くてもいいくらいなので、予約でご飯の重荷を背負うのは嫌、直接注文で出来上がりを待つのも面倒となると今後はスタミナ超特盛丼をあまり注文しなくなるかも知れない。
納豆、紅生姜、フライドオニオン・フライドガーリックなど溜めていたものをどんどん載せ、最後に昨日残した生卵とマヨネーズを載せる。混ぜようとすると水分が足らなくてスプーンが折れそうになる。冷蔵庫の中を探し、余らせていた串カツ用の粘性の低いソースを一袋分掛けてようやく混ざるようになった。
これは食べがいがある。旨味担当の納豆は必須。にんにくの香りがいい。思ったほど辛くならなかったので次はまたキムチを加えるかな。しっとりした食感の中にフライドオニオン・フライドガーリックのぱりぱりした食感が快い。しかしやはり量は多い。食べ終えたあとしばらくは動きたくない。

<付記> 吉野家のご飯の量・カロリーに関する覚書 出典:吉野家メニュー情報C39号(2021年12月7日現在)

確定情報としては2011年5月に並盛を牛肉90g・ご飯250gに変更したことが公式にアナウンスされている。
また2019年3月に小盛を新設したときプレスリリースに「並盛の約4分の3」と書かれているがこれはあくまで客向けの大雑把な説明で、牛丼並盛のカロリーをそのまま3/4にしても公表されている小盛のカロリーと厳密には一致しない。実際の運用では他のサイズと同様に10g単位のグラム数で規定していると思われる。
小盛の規定量は牛肉70g・ご飯190g説が最も有力で、これを並盛の牛肉90g・ご飯250gの比率と牛皿およびご飯の並盛のカロリーを掛け合わせると257×(70/90)+370×(190/250)=481kcalとなる。公表されている小盛のカロリー488kcalとは約1.4%の誤差に収まるので、ほぼ正解ではないだろうか。他に計算で80g・180gという推定を出している人もいたが、肉80gでは並盛の90gとほとんど変わらないので多分これはない。
大盛・特盛・超特盛のご飯は公式情報はないが320gというのが定説。企業秘密とはいえ厨房担当の従業員は当然知っていなければならない種類の情報なので、普通にアルバイトからリークされているんじゃないかと思う。

<付記2> オンライン事前予約

1月下旬にようやく公式のテイクアウト予約にも新スタミナ超特盛丼が来た。生玉子の方は税込み915円、半熟玉子が926円。ご飯の量を含めてオプション類は皆無。元々価格据え置きの追い飯追加なので金銭的に損してるわけではないが単純に量が多すぎる。Uber Eatsみたいにメモで要望を伝える手段もない。
受け取りのとき追い飯を辞退することを繰り返したらオーダー時のオプションの必要性を吉野家に理解してもらえるだろうか。これは追い飯不要のオプションを用意しない吉野家側の手落ちなので客側に瑕疵がないとは言え、多分その追い飯は廃棄されるわけで、その罪悪感をこちらが負わされるのは不合理だと思う。かといって店でオーダーして出来上がりを待つのも嫌なわけで、結局今回のリニューアルでスタミナ超特盛丼の注文を避ける理由が増えてしまった。