松屋 焼キムチ牛めし 大盛

焼キムチ牛めし1月18日発売。大盛税込み630円、1034kcal。豚汁100円、243kcal。
松屋 焼キムチ牛めし 大盛
たしか焼き牛めしは肉が物足りないので今回は大盛にした。正直ご飯の大盛は要らないけど肉を増やすことを優先。1年前のお肉どっさり大盛焼き牛めしのときは並盛の1.5倍の肉量だったのでそれを期待していたが、あとで全体のカロリーからご飯と味噌汁の分を差し引いて肉量を計算したら並盛が337kcal、大盛が419kcalなのであくまで1.25倍だった模様。150円アップの中身がこれでは自分には大盛にする意味なかったな。肉がダブルでご飯は据え置き可の形式も800円くらいで用意してほしい。
「焼」が付かない「キムチ牛めし」の方は牛めしにキムチを載せただけなので、今回の焼キムチ牛めしも似たようなものだと予想していた。しかし出てきたものは若干様相が異なり、キムチの汁気がだいぶ失われてキムチ自体がややくたっとしてる。これはおそらく鉄板でキムチに火を通している。松屋はキムチの風味が鉄板に移るのを嫌ってそういうことをしないと思っていたけど、例えば鉄板の片隅をキムチ専用エリアと決めて使えば他の料理への影響は最小限に抑えられるかも知れない。
あとキムチと牛肉がただ混ぜ合わせただけに見えないくらい馴染んでいる。プレスリリースによるとキムチ以外にも「コチュジャンベースのタッカルビダレ」を使用しているそうなので、それが牛肉によく浸透しているんだろう。この手法はなかなか効果的だったので今後も類似のメニューでは採用してほしいところ。
辛味がよく馴染んだ牛肉は既存の牛めしや牛焼肉定食とはがらっと印象が変わって食欲をそそる美味しさ。辛さ自体はピリ辛程度なので七味唐辛子を加えるとこれもまた香りが華やかで良い。辛いもの好きにもアピールできるメニューとしてレギュラー入りを目指せる路線だと思う。丼以外に定食にもできそう。キムカル丼も美味しいけどあれは辛いものメニューに分類するには甘すぎて、辛いものを食べたいときは選択肢に入らない。

新豚汁の変更点

1月25日15時から始まった新豚汁100円フェアで豚汁変更にしたが、1月16日や1月20日に食べた豚汁と比べてとくに味が変わった印象はない。具材はたぶん一緒だしフェアの文章を見ても「旨味とコクがアップした」以外に何が変わったのか具体的な説明が一切ない。そもそも昨年12月21日付けの松屋栄養成分・アレルゲン一覧(211221_nutritional_matsuya.pdf)の時点で現在と同じ243kcalなので、新豚汁への切り替えはその頃すでに済んでいたというのが真相だろう。全国一斉に1月25日15時で切り替えて旧豚汁の在庫を処分というのは無理があると思っていたので、その前に期間的猶予を設けて順次切り替えていたと考える方が納得感はある。Wayback Machineに2021年3月18日時点での旧豚汁の商品ページの情報があったので、新旧の栄養成分比較を以下に示す。

商品 熱量(kcal) 蛋白質(g) 脂質(g) 炭水化物(g) 食塩相当量(g)
旧豚汁 192 10.3 10.5 14.4 3.7
新豚汁 243 9.2 14.9 17.6 3.2

脂質と炭水化物が増加、蛋白質と食塩相当量は微減。もし脂質だけ増えていたら保温目的に油膜を足すのがリニューアルの中身だったと判断できたが、どうやらそうとも言い切れない。あと松屋の栄養成分値は文科省日本食品標準成分表を元に計算しているものなのでそちらの改訂に合わせて変動する可能性はあるが、商品ページの説明では五訂増補に基づくと書かれていて五訂増補というのは2005年版なので、それが事実ならここ十数年は更新してないことになる。最新版は2020年版の八訂なのでさすがにもう更新した方が良いのではと思う。日本食品標準成分表に記載されている原材料ごとの100g当たり成分値を当てはめるだけで機械的に計算できるはずだが、そういう仕組みを作れてないのかも知れない。


コロナまん延防止等重点措置の発動で、飲食店の営業終了時間が再び早まった。仕事帰りでは外食に立ち寄れないため日中帯に松屋へ訪問した次第。一部の協力しない店舗は夜遅くでも賑わっているが、感染防止に努める気のない人達が集まってそうで近寄りたくない。もうすでに都市部の病床は逼迫しているので、病気や怪我になっても入院できない事態を回避するためには自衛するしかない。一人暮らしならなおのこと。