松屋 牛バラ焼(肉大盛) 富士山豆腐の本格麻婆

牛バラ焼3月21日発売、単品プレーン(肉大盛)税込み950円、1316kcal。富士山豆腐の本格麻婆3月14日発売、単品380円、388kcal。あとアサヒスーパードライ中瓶490円。
松屋 牛バラ焼 麻婆 準備
松屋 牛バラ焼 麻婆 盛り付け
牛めしの肉を鉄板焼きにすると聞いて、そこに何のメリットがあるのか考え込んだ。プレスリリースだとジューシーであることを強調しているので乾いた牛焼肉よりは良いかなと思うが、鉄板で焼く以上は汁気は相当飛んでしまうはず。肉に焼き目が付いたら嬉しいとは思うが、順序としては汁気が飛んでから焼き目が付く事になる。詰まるところ焼き目とジューシーさは両立しないはずで、牛めしと牛焼肉の悪いところ取りになりかねない。しかし何か売りがあるはずだと思い単品・牛皿同士で比較してみた。数字はkcal。
牛バラ焼大盛(1316)牛バラ焼並盛(877)>牛焼肉ダブル(628)>牛バラ焼小盛(439)牛皿大盛(377)>牛焼肉(314)>牛皿並(299)
この牛バラ焼、小盛の段階で牛焼肉や牛皿大盛より多く、並盛になると牛焼肉ダブルを追い越し、大盛は牛皿の4倍以上に達する。ああ、そういう方向性なのかと納得した。これは焼肉定食というより牛めしの肉を山盛りにして売った「お肉どっさりグルメセット」の発展系なのかも知れない。
量で勝負ということならせっかくなので大盛を試してみたいが、メガカロリー分の肉となると飽きて食が進まなくなる恐れがあるので対策を考える。腹の容量を考えると余計なものは入れたくないので定食ではなく単品で注文。ビールは当然付けるとして、小皿で付いてくる鬼おろし・のりキム・ネギダレ程度では量的にも不足。そこで先週から復刻している富士山豆腐の本格麻婆に頼ることにした。復刻と言ってもこの単品は前回が生野菜と同じ小皿に入って380円・266kcalだったのに対し、今回はシチュー皿の提供で380円・388kcalになっている。値段据え置きで量が約5割増しなのは大変ありがたい。大して辛くもないのに本格を名乗るのはどうかと思うけど美味しいのは間違いない。
牛バラ焼は70円引きクーポンがあるが単品は対象外と思われるのでモバイルオーダー。合計1820円は松屋とは思えない散財で53ポイント付いた。
皿の上には油落としの金網があって、肉はその上に置いてある。麻婆の豆腐をよく崩して肉の上から掛ける。
食べてみる。あれっ、これ麻婆を抜きにしても塩胡椒で結構美味しいぞ。牛めし肉の汁気はないが油でしっとりしている。ジューシーって油のことを言ってたのか。焼き目も付いてて結構好き。予想とはだいぶ異なる仕上がりで、干からびた牛焼肉よりは断然こっちの方が美味しい。ピリ辛麻婆の助けもあって危惧していたような食べ辛さはなく、美味しく完食した。
金網の下は油のプールを小さな肉片が泳いでいる。肉から出たのか鉄板上でサラダ油を掛けたのか分からないが金網が無かったらこの大量の油を相手にすることになっていたわけで、金網があって良かったと心底思った。