すき家 スパイシートマチ牛丼 肉2倍盛

期間限定で4月20日発売。税込み820円、1028kcal。
すき家 スパイシートマチ牛丼 肉2倍盛
ウェブサイトでは「トマトソースモッツァレラレッドチェダーエグモントチーズプチトマトケールナッツスパイス牛丼、略してスパイシートマチ牛丼」と滑り散らかしていた。企業の公式テキストでそういう芸人の真似事はよくない。元の名前とされるものからスパイスとトマトとチーズしか継承してなくて寒すぎる。
鮮やかな緑色の葉物はケール。単独で食べると苦いだけなので肉と一緒に食べるしかない。
3種のチーズは普段は上からどーんと載せる感じだがこのメニューではトマトソースとよく混ざっていて、これが風味上とても良い。チーズ単体より冷めにくくて伸びが良く、牛肉と合わせて食べやすい。
ナッツはちょっと香ばしいだけで割とどうでもいい。邪魔にはならない。
辛さは少しピリ辛なだけでスパイシーを名乗るほどでもなく、予想されたことなのでガリガリファイヤーを掛けてしっかり辛くした。毎回ガリガリファイヤーなのもどうかとはちょっと思ったが、好きなメニューをレギュラーとして定着させるには買い支えることが一番だと決意して注文。あと欲を言えばタバスコも掛けたいところだけどあれはチーズ系のメニューを注文しないと出てこないし、既にチーズが入ってるこのメニューにさらに3種のチーズを足すのはさすがに蛇足な気がして断念。
ケールとかいうお洒落野菜を付けたり、中身と不釣り合いなでかい白皿で提供するあたりヘルシーなイメージで売りたいんだろうけど並盛824kcalの時点で牛丼並盛733kcalを越えてるわけで、このメニューでヘルシーは無理筋だと思う。
今回はスパイシートマチ牛丼と同時にスパイシートマチチキン丼も発売された。これは牛肉ではなく骨付き鶏腿肉をそのままご飯に載せた豪快なメニュー。ほろほろチキンは牛皿と比べて高蛋白・低脂肪の優秀なメニューだし、チキンとトマト・チーズの相性も良いはずなので惹かれるものはある。しかしまず骨から肉を解体してからでないと食事を始められないのが欠点。置き場所がないのでごっつい大腿骨・脛足根骨を料理の周りに並べるしかなく、食事の邪魔になるし見た目も野蛮になることが予想される。すき家的にこれはありなのか。結局安牌の牛丼(ただし肉2倍盛の方)を注文することになった。
この肉2倍盛は170円追加で204kcal増加するもの。元の牛肉が牛皿並盛の量ならその2倍は317kcal増となるはずなので、牛皿並盛より明らかに少ない。他のサイズで比較した結果、どうやらトマチ牛丼並盛=牛皿ミニ250円・219kcal、トマチ肉2倍盛=牛皿中盛450円・460kcalと考えるのが一番近そうだった。蛋白質の量で考えても10~12g程度の増加になり概ね一致する。スパイシートマチ牛丼の並盛は、牛肉に関しては牛丼並盛ではなく牛丼ミニの量だったという結論。詐欺とまでは言わないけど、トマチ牛丼並盛の内訳は牛丼並盛+差額の250円でトマトチーズソースなんだとあわよくば勘違いされることを狙ってるんだろうとは思う。