吉野家 沖縄タコライス 玉子 タコスミート増し

本日発売。税込み450円、482kcal。
吉野家 沖縄タコライス メニュー
吉野家 沖縄タコライス 玉子 タコスミート増し
吉野家が本州でタコライスを発売するのはおそらく今回が初めて。沖縄の吉野家では以前からタコライスが発売されていたが、内容や盛り付けに若干違いがあるように見える。
牛丼並盛と比較して70円高く、187kcal低く、蛋白質は同じくらい、脂質は4割減、炭水化物は1/4減というところ。牛丼よりは若干ヘルシーな内容。
サンプル写真を見て、これは混ぜて食べる以外に選択肢が無いと思った。伝統的なタコライスは皿に敷いたご飯の上にタコスミートを広げ、店によってはさらにチーズやレタスを層状に載せていく構造なので、混ぜずに端から食べていってもちゃんとご飯と肉を同時に食べていける。翻ってこの吉野家タコライスはタコスミートが端に寄せてあり、これを混ぜずに食べるとレタスだけでご飯を食べたり、チーズだけでご飯を食べるタイミングがどうしても発生する。こういう素材ごとにまとめた盛り付けはビビンバや台湾まぜそばで見られるように、混ぜて食べることを前提としたもの。
タコスミート増し・チーズ増し・レタス増し各+100円というのは良いオプション。吉野家は鍋膳の類でも肉増しや野菜増しのオプションを付けたことがあり、今後も吉野家のスタイルとして継続していって欲しい。今回のタコライスは主観的にタコスミートが足らないので躊躇無くタコスミート増しを注文。また混ぜるにあたり水分が必要になると思われたので生玉子も追加。
配膳されたところ激辛ハバネロソースが小袋で付いてきたので、丼の中央にあるタコスソース(サルサ・ピカンテ)にさっさと掛けてしまう。さらに中央に空間を開けて生玉子を投下して写真撮影。
吉野家の箸箱にはスプーンも常備されてるので、それを使ってよく混ぜたのちに口に運ぶと、いやこれは掛け値無しに美味い! 挽肉とご飯の相性が抜群に良い。激辛ソース込みでも正直ピリ辛程度の辛さだが、トマトの酸味とチーズの風味による食欲増進効果が強い。ぱくぱく行ける。沖縄のご当地メニューとしてずっと生き延びてきた理由を諒解しつつ、なぜこれが長らく沖縄以外の地に普及しなかったのか不思議に思う。
考えてみるとこれに似た料理はあまり日本に定着してない気がする。ピリ辛挽肉とご飯の組み合わせと言ったら麻婆系くらいしか思い付かないけど、タコライスの風味は結構違うので今後年月を経てコンビニメニューの定番の席に着いてもおかしくないんじゃないかな。