松屋 キムチーズ牛めし 並盛

5月31日発売。税込み590円、980kcal。プレスリリースには期間限定と書かれてないので、いわゆる期間限定メニューよりは長めに販売されそうな雰囲気。
松屋 キムチーズ牛めし 並盛
価格体系としては牛めし各種サイズに170円追加で「たっぷりチーズ牛めし」。たっぷりチーズ単品は180円なので割引は10円だけ。さらに40円追加で今回の「キムチーズ牛めし」。富士山キムチ単品は100円なのでこれは結構お得かと思いきや、キムチの量が単品の半分以下なのでこちらも値段なりというところ。
初見ではあまり惹かれなかったがキムチーズという語呂の良さが頭の片隅に残り、確認してみたい事も思い付いたので注文することにした。つゆだく指定。なおパーマリンクとして考えた Kimcheese で検索したらこの表現は英語圏でもそれなりに使われていた。チーズタッカルビ然り、すでにメジャーな組み合わせだし不思議はないか。
まずはそのまま食べてみる。予想通りの感じ。流動性の高いチーズソースではなく素のゴーダチーズらしいので、加熱で柔らかくなっても糸を引くほど溶けてるわけではない。箸先でチーズを分断してからでないと口元に運べないところはまあまあ面倒くさい。ちゃんとチーズらしい風味がするところは素晴らしい。チーズソースや粉チーズではこうは行かない。
次に本日の目的である、このチーズはご飯と混ぜられるかの検証を始める。このためにつゆだくを指定したのでご飯は余裕で混ざるが、チーズは柔らかいだけの固体なのでまあぶっちゃけ無理。ご飯の奥深くに埋め込んでしまえば熱でもっと柔らかくなりそうだが、そもそもチーズが相当柔らかくなければご飯全体に広く混ぜ込むことなど不可能なので、頑張ってもダマになったチーズがなんとなくばらけた感じにしかならなかった。
美味しいチーズではあるんだけど、こうも流動性が低いと食べるのも一苦労なので今後注文する場面は限られそうなのが惜しい。
すき家でいうところのチーズ肉下ができれば少しはましになるのかな。と思って検索してみたらすき家のチーズ肉下は2018年頃にはもう本部からの指示で禁止になっていた。提供間違いが理由とのことで、チーズが肉に隠れて見えないのでチーズ肉下の牛丼を誤って普通の牛丼を注文した人に配膳してしまうケースでもあったのかな。
あと例によってプレスリリースがおかしい。

『サイドメニューの「たっぷりチーズ」を牛めしにトッピングするという裏技メニューとして知られていた「チーズ牛めし」が新登場。』

  • 単品チーズの使い方として主力商品である牛めしの上に載せるというのは最もありふれた選択であり、裏技どころか表の中の表。裏技と言いたいだけの小学生感がきつい。裏技というのは例えばつゆだく・つゆぬきがまだ公式に認知されてない頃に利用するようなことを指すのであって、普通に注文できる商品同士を組み合わせるだけのことが裏技であるはずがない。
  • 「~として知られていた」というがたっぷりチーズは5月2日のグランドメニュー改訂で追加されたもので、まだ一か月経ったくらいなのに利用者の中では常識みたいな言い方をされてもそんなわけがない。

今日食べながら耳に入った店内放送でも「食べる前から優勝です」とか言ってて辛い。旬を過ぎた若者言葉を無理に差し込むのは止めて普通にしてほしい。松屋の広報はなぜこんな痛々しくなったんだろう。